超人オリンピック ザ・ビッグファイト編
『キン肉マン』「ライバルは日本にいたの巻」(JC7) から「超人オリンピック総集編の巻」(JC9) にかけて、本編で2回目となる超人オリンピックを描いたシリーズが連載された。ここでは便宜上、本シリーズを超人オリンピック ザ・ビッグファイト編(ちょうじんオリンピック ザ・ビッグファイトへん)と呼称する。
アメリカ遠征編のラストでキン肉マンから剥奪されたチャンピオンベルトをめぐって、再び超人オリンピックが開催される。読者からの新キャラクターを多く投入し顔ぶれを刷新、キューブマンやベンキマンなど非人間型の超人がこのシリーズから多く登場するようになる。ウォーズマンに代表される残虐描写もエスカレートした。
目次 |
第一次予選
「恐怖のふるいおとしの巻」(JC7)
超人たちを巨大なふるいにかけ、ふるいに残った者が予選通過となる。ふるいは超人として適切な体格の者のみを残し、太りすぎ・痩せすぎの者は落とされる。カニベースらが失格、10万人の超人のうち100人が通過した。
第二次予選
ガソリンで満たされたプールを泳ぐ。スタートから5秒後にプールに火が着き、迫る炎から逃れてゴールにある消火装置を作動させなければならない。ウナギマン、ザ・ダンシャク、サザエキング、イカデビルが焼死。
第三次予選
東京駅から新幹線の先頭車両を押し飛ばし、走行距離を競う。上位50名が通過。脱線2回、踏切線を越える、一度手を離した車両に触れると失格。
- タイルマン: 博多
- ラーメンマン: 岡山
- カナディアンマン: 小倉
- ジョーズマン: 新大阪
- (47) キャッサバ: 浜松
- (48) ピーマン: 静岡
- (49) キン肉マン: 新横浜
- (50) ウルフマン: 有楽町
- (51) プリプリ男: 東京
テリーマンは線路上の子犬を助けるために自分の投げた車両を止め、失格となった。
最終予選
「富士の最終予選の巻」(JC7) - 「ゴール前の死闘の巻」(JC8)
ローラースケートを履いてサーキットを10周するレース。上位12人が本戦出場。他者の妨害も自由なレースで、ゴール目前のタイルマンがザ・フィッシャーズにノックアウトされたのを皮切りに選手同士のつぶし合いとなった。
決勝トーナメント
抽選会: 「パノラマトーナメント表の巻」(JC8)
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1回戦
- Aブロック
- Bブロック
- ○キューブマン ●チエの輪マン(知恵の輪を外して勝利 - 犠牲者続出!!の巻、JC8)
- ○キン肉マン ●キングコブラ(超人キャンドル - 因縁が因縁をよぶ!!の巻、JC8)
2回戦
- Aブロック
- Bブロック
- ○ウルフマン ●キューブマン(合掌ひねり - 蔵前決戦!!の巻、JC8)
- ○キン肉マン ●ベンキマン(パンツ詰め - 便器づまりにご注意!!の巻、JC8)
準決勝
- Aブロック
- Bブロック
- ○キン肉マン ●ウルフマン(かんぬきスープレックス - 土俵際にかけろ!!の巻、JC8)
決勝戦
試合前の会見(幻の秘密兵器!!の巻、JC9)で、ウォーズマンのマネージャー・バラクーダが「覆面はぎデスマッチ」ルールを提案、キン肉マンが承諾した。試合の敗者は勝者により覆面を剥がされ、素顔を衆目に晒さなければならない。
- ○キン肉マン ●ウォーズマン(キン肉バスター - 勝利をわが手に!!の巻、JC9)