Copyrighted:運命の選択肢 アメリカ遠征編
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: しかし!当初の構想では、遠征値はアメリカ国内だけではなかった!? このシリーズは世界各地を巡る、壮大なタイトル防衛サーキットになっていたかもしれなかった…と嶋田先生は明かす。 | : しかし!当初の構想では、遠征値はアメリカ国内だけではなかった!? このシリーズは世界各地を巡る、壮大なタイトル防衛サーキットになっていたかもしれなかった…と嶋田先生は明かす。 | ||
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: 連載初期から一貫して、キン肉マンともっとも関わりの深い超人ですよね? | : 連載初期から一貫して、キン肉マンともっとも関わりの深い超人ですよね? | ||
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2008年9月9日 (火) 17:27時点における版
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オリジナル: ゆでたまご「これがゆで流ジャッジ!!キン肉マン運命の選択肢 ~アメリカ遠征編~」『キン肉マン アメリカ遠征編』集英社〈ジャンプリミックス ワイド版〉、2005年7月21日、ISBN 978-4-08-109007-5、360・374頁。 |
[P 360]
この選択で物語はこう変わった!? アメリカ遠征編執筆当時の裏話をゆでたまご・嶋田先生に聞いた!
「アメリカ遠征編」は「世界遠征編」になっていたかも知れなかった!?
画像: 「激突ラスベガスの巻」扉。
左下の転戦予定表について「結果的にアメリカでさえ廻りきれませんでしたね」と嶋田先生。
- 超人オリンピックで優勝を果たしたキン肉マンは、栄光のチャンピオンベルトをひっさげアメリカ合衆国へ。
- しかし!当初の構想では、遠征値はアメリカ国内だけではなかった!? このシリーズは世界各地を巡る、壮大なタイトル防衛サーキットになっていたかもしれなかった…と嶋田先生は明かす。
「本当はハワイを皮切りに、全世界を廻るつもりだったんです。武者修行のようなつもりで。ところが構想段階にアイデアを盛り込みすぎたのがよくなかったですね。もしアメリカに行けば他にもいろんな独立団体があるだろう、とか。結果として、話が複雑になりすぎました。もう少しシンプルにやるべきでしたね」
- つまりアメリカ滞在中に話が膨らみすぎて、他国に渡るヒマがなくなった?
「それもありますけど、組織絡みの話や団体抗争というのはいわば大人の事情ですよね。それをテーマにしてしまったから、子供たちにとっては身近な話題ではなくてあまり理解してもらえなかった。描いてる最中にそれを肌で感じたので、とりあえずできるだけ早くこのシリーズを終わらせようと思ったんです」
- では先生にとっては、反省点の多いシリーズというご感想なのでしょうか?
「ハワイ遠征までは上手くいったと思いますが、その後は反省点だらけです。少年漫画でやってはいけないこと、というのをここで全てやったんではないかと思うほどに。ただ、若いときにそう言う考察ができたことはかなり有意義ではありました。このシリーズでの反省点は未だに教訓にしているくらいですから(笑)」
[P 374]
「テリーマン復活」のきっかけには壮大なエピソードを用意していた!?
画像: スカル・ボーズにパンチを浴びせるテリーマン。
獅子奮迅の大活躍。「でも復活までが唐突すぎたでしょ?」と嶋田先生。
- アメリカ遠征編では、母国を舞台にテリーマンも大活躍。そのテリーへの思いを先生に伺ってみた。
「アメリカ人レスラーといえばテリー・ファンク。僕らのそんな憧れから生まれた超人がテリーマンでした。なのでもしアメリカのマットで闘うのなら、テリーは絶対に出したかった!」
- 連載初期から一貫して、キン肉マンともっとも関わりの深い超人ですよね?
「対照的なライバル関係が好きなんです。キン肉マンに対してその役目を担うのはやはりテリーマン、そう考えていました。オバQに対してのドロンパのような(笑)、そんなキャラクターにしたかった。スタイルから考え方から、あらゆるものが違っていてケンカもするけど、どこかで心が通じてる」
- タッグを組むにはいい関係ですね。
「そのタッグ結成までに、本当は様々な紆余曲折を経るハズだったんです。でもいざ出番の頃には試合をどんどん見せたい…という方針に変わっていまして、その辺りのドラマは省いてしまいました」
- 義足についてのくだりでしょうか?
「ええ。足が使えないのだから二度とリングにはあがらない、そう語るテリーをキン肉マンが必死で説得して復活させる、というドラマをもっとじっくりと」
- 今後、番外編でどうですか?
「機会があれば是非どこかで。『II世』でロビンの過去を描いたようにね(笑)」
関連項目
- 「運命の選択肢」シリーズ