7人の悪魔超人編

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7人の悪魔超人編(しちにんのあくまちょうじんへん)は、『キン肉マン』の作中シリーズのひとつ。このシリーズで初めてキン肉マンの明確な敵として悪魔超人が登場した。「地獄からきた7人の巻」(JC10) から「ミート生還!!の巻」(JC13) まで。このシリーズから、各話サブタイトルの前にシリーズ名とシリーズ内連番が付記されるようになる。

あまりの残虐さのためにかつて宇宙に追放された「7人の悪魔超人」たちが舞い戻り、超人オリンピックV2チャンピオンのキン肉マンに挑戦状を叩きつける。キン肉マンが挑戦を受けようとしないので、悪魔超人はキン肉マンのお付きの少年・ミートの体を7つに引き裂き人質に取った。キン肉マンはミートを取り戻すため悪魔超人に立ち向かい、その半ば倒れたキン肉マンのためにテリーマンら仲間の超人たちも戦いに加わる。

悪魔超人とミートの体の部位の対応は以下の通り。

目次

導入

ミートを人質に取った悪魔超人はまずステカセキング、次いでブラックホールの順にキン肉マンと戦う。いずれにも勝利を収めたキン肉マンだが、体力の限界についに倒れてしまう。

団体戦

もはや立ち上がれないキン肉マンに、残った5人の悪魔超人はなおも戦いを強要する。そこに現れたのはテリーマンアイドル超人の面々だった。アイドル超人と悪魔超人は5対5の団体戦に突入する。この団体戦でアイドル超人は3人の死者を出すことになる。

団体戦の結果が3対2でもはや実力差は明らか、決着は着いたも同然であるとして、バッファローマンはミートとチャンピオンベルトの交換を申し出る。キン肉マンは心が揺れるが、テリーマンやロビンの妻・アリサの説得により、あらためて残る3人の悪魔超人に宣戦布告する。このときのテリーマンの台詞が、「正義超人」という語の初出となる(悪魔霊術の巻JC11)。

続くアトランティス戦でキン肉マンは、先の戦いでブロッケンJr.を救った「救世主」(メシア)の助けもあり勝利するが、アトランティスの必殺技による大量出血のため連戦は不可能な状態だった。すると「救世主」は、今度はキン肉マンを襲い、無理にでもリングに上がると主張するキン肉マンを気絶させた。次にキン肉マンが目覚めたときは、ミート救出のタイムリミット10日の最終日だった(のこり一日!!の巻JC12)。

60分の決戦

残るバッファローマンとスプリングマンの待つ田園コロシアムに向かったキン肉マンは、残り時間は1日どころか1時間であると告げられる。ミートの左手と頭はコロシアムのフェンス周囲に設置された秒刻みの時計の、30分と1時間の位置にそれぞれ収められており、秒針を表す電光インジケータには高圧電流が流れるしくみで、時間内に救出しなければミートの体は電流で黒こげになってしまうという。

1対2の不利な状況に「救世主」ことモンゴルマンが現れキン肉マンに助力を申し出る。疑われながらも身を挺してミートの体を守ることでキン肉マンと友情を結び、スプリングマンを倒してミートの左手を奪還した。モンゴルマンは正体がラーメンマンであることを示唆しながら去っていった。

残る30分はキン肉マンとバッファローマンの死闘となる。開始早々、必殺のキン肉バスターが破られ、バッファローマンの1000万パワーの前にただ圧倒されるキン肉マンだったが、新必殺技「新(ネオ)キン肉バスター」を決めるなど徐々に逆転の糸口を掴んでいった。最後は新キン肉バスターからキン肉バスターの連続技でキン肉マンが勝負を決めた。

その他

第1話「地獄からきた7人の巻」(JC10) の時点では7人の悪魔超人の顔ぶれがすべて決まっておらず、バッファローマンブラックホールスプリングマンアトランティス以外は読者応募の超人がその場限りで描かれていた。

関連項目

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